一般的な木造住宅の解体工事の流れを簡単にご説明します。
1.施工前に
建物同士が隣接している現場では、解体工事を施工する際、粉塵や破片の飛散を防ぐために、仮設を組み、養生シートで建物の周囲を囲います。
2.手壊しと重機を使い解体
解体工事というと、重機で一気に壊すイメージがありますが、最初は壁や天井・床材を手作業で解体、次に窓枠などを解体していきます。 この工程を内部解体といいます。
次はいよいよ重機を使った解体で、外部解体といいます。
残りの木造部分を重機を使い解体し、ダンプトラックに積み込んでいきます。
このとき、スタッフは建設リサイクル法に従い、廃材を種類ごとに分別しながら積み込み、処分場に運んで行きます。
3.基礎の撤去
この基礎の種類により、解体工事費用も変わってきます。
ベタ基礎と呼ばれる一面に鉄筋入りのコンクリートで固められた基礎の場合、布基礎よりも粉砕や分別の手間もかかり、工期も長くなるため、費用も高くなります。
4.整地
最後は重機を使って整地をして、きれいな更地に戻します。
その後、施工や搬出作業により汚れた道路を掃除して完了です。
いい加減な解体業者に依頼していまうと、清掃が不十分なため道路が汚れたままであったり、整地した後にコンクリートのガラが残っていたりということもあります。
最後に後悔しないように、良い解体業者を選ぶことが何より肝心です。